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Cast Interview

真坂 正男 役 飯田 雄太

 

 

①あなたにとっての「ふるさと」とは何ですか? そして、それはどこですか?  

 

「小さい頃に色々なことを感じたり考えたりしたことのあるところ」だと思っています。僕にとっては、生まれてから10歳頃まで住んでいたマンションだったり、そこから小学校までの通学路だったり、今住んでいる家の自室などが、そういった場所です。

 


②その「ふるさと」に住めなくなってしまったらどうしますか?


思い出のある場所に愛着が無いわけではないのですが、子供の頃からずっと同じ街で暮らしているので(1回引っ越したときも、同じ街の中で少し広いところへ移っただけでした)、当たり前の場所になっていて、そこから離れることをどう感じるのか分かりません。やっぱりさみしい思いはするだろうし、住み続けたい気持ちも無くはないですが、再来年に社会人になるということもあってか、そこから離れていきたい思いの方が今は強いこともあると思います。だけど、この機会に「ふるさと」について考えてみて、例えば生まれ育った家を訪れてみたら、何か思うことがあるかもしれないと思いました(質問への回答にはなっていないかもしれませんが)

 


③ 土地に関して興味のある社会問題(領土や移住、立ち退きなど)は何ですか? それはなぜですか?


あまり積極的な理由ではないですが、普段生活しているとニュースなどで1番目につく機会が多いので、領土問題に関心があります。結局、誰も「どちらが正しい」と言えない問題だけに(色々立場はあるのかもしれませんが)、解決するとしたらどういった方法によるのかに、興味があります。
 


④『ぼくのページ』の見どころはどんなところ?

 

スーンとした静けさとか、ドワッーっていう盛り上がりとか、コロコロと寝転びながら話しているような緩い雰囲気とか、寮での独特な空気の移り変わりが1番の見どころです。あと、実際の寮から備品をドシドシお借りしてくる、リアリティー抜群の舞台美術(予定)にも注目です!

 


⑤演じる役はどんな役ですか?


「地味な寮長」……ということなんですが、面白くて、自分のことは自分でやれて、ちょっとくらいのさびしさを抱えても楽しそうに生活してる、かっこいい人だと思います。



⑥伝えたいことがあれば、なんでも。

 

『ぼくのページ』の稽古をしていて、領土問題も考えなければいけないことだけど、学校で隣の席の子と、寮で隣の部屋の人と、会社で隣に座っている社員とうまくやっていくことが、僕たちにとって、もっと身近で、もっと切実で、そしてもっとずっと難しいことだと、改めて感じました。そういう僕たち個人個人の生活と社会での出来事のつながりを考えることは演劇の得意分野だし、きっと、演劇にしかできないことも中にはあって、『ぼくのページ』には、そんな見どころもあると思います。ぜひ劇場まで観に来て下さい!

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